こんにちは。書籍紹介等担当のえつです。
もうすぐ中秋の名月、十五夜ですね。
今年の中秋の名月は10月6日。満月じゃない中秋の名月です。(満月は7日)
十五夜にちなんで、今回はデパートの地方のお菓子が集まるコーナーで、見つけた「月」に関連するお菓子のご紹介です。
「月」に関するお菓子はたくさんあるのですが、私の独断により3つに絞らせていただきました。

彩雲堂さんの秋限定お菓子の
「月のうさぎ」
島根県松江市の創業明治7年の老舗和菓子屋さんです。
箱の絵柄の月とうさぎが可愛いのが目を引きます。
そして今回、4個入りを購入。
中からお菓子を取り出すと、可愛いうさぎのお菓子が2個で1つの梱包になっておりました。

袋から出してみました。
つぶらな瞳がまた可愛らしい和菓子。
食べるのが勿体ない気もしましたが、
子ども達に取られる前に、実食!!
生地は、山芋ペーストで作っているのでふわっとした軽やかな生地です。
肝心の中身は、こしあんになっております。
あんこの甘さもちょういどいい甘さで、甘いお饅頭が苦手な方でも召し上げれる甘さです。
生地の甘さとあんこの甘さが絶秒に絡まって、上品な甘さになっております。
今回は、夏の間にハマっていた水出し緑茶をお供にしました。
緑茶によく合います。
ですが十五夜の日は、ちょっと特別に
抹茶を点てて頂くとなおいいと思いました。(茶器あるので私は点てて頂きます。)

大阪土産のど定番。
大阪青木松風庵「月化粧」
パッケージの写真を撮るのを忘れてしまいましたが、三日月を囲むように紅葉が散ありばめられていました。
中は、個包装になっております。
個包装の絵柄もパッケージと同じ絵柄が使われています。
秋を思わせる絵柄が素敵です。
絵柄は、三日月ですが、十五夜スイーツにしたくなります。

お菓子は、まん丸お月様のようなお饅頭になっております。
さっそく、実食
皮はしっとりしていますが、しっかりとした皮になっています。中は白あんにミルクの味が付いた口当たりの良いみるく饅頭。
ミルクの優しい甘さに驚きでした。
和と洋が混ざり合っている、美味しいお饅頭です。
このお饅頭のお供は、紅茶。アールグレイがオススメです。もちろん、砂糖なしのストレート。
ノンカフェのハーブティーでも合いそうです。
口当たりがやさしいので、食べすぎに注意です!!

北海道では知らいない人がいない
千秋庵製菓「月の石」
このお菓子は、アポロ11号月面着陸を実現した記念に作られたお菓子です。
残念ながら、関東ではなかな手に入りにくく、たまたまデパートで売っているのを見かけて購入。
そのため、パッケージがどんな絵柄なのかは分かりません。
ただ、個包装の絵を見てください。
月面から見た地球ですよ。
宇宙好きにとっては、これだけでテンション上がります。
しかも、宇宙菓とも書いてあるではないですか!!
まさに、ギャラクシースイーツ

実食。
スポンジ生地をホワイトチョコでコーティングされていて、
中は、ブーベリージャム。(北海道産)
一見、チョコレートもたっぷりで甘ったるい
感じがしますが、そうでもなく甘酸っぱさを残しているブルーベリージャムがいいアクセントになり、ほどよい甘さです。
スポンジ生地もしっとりしていてぼそぼそしておりません。
アポロ11号の記念の作ってお菓子なので、当時では斬新なお菓子だったのでは?と思わせるお菓子です。
こちらのお菓子のお供は、コーヒーが一番かと。ただ私はコーヒーが苦手なので、紅茶で頂きました。
ダージリン×アッサムのアフターヌーンティーが合いました。
十五夜まであと数日。
日本には月を愛でる美しい文化があります。
「月」を美しく表現した文学や絵画もたくさんあります。
今回記事にした「月」にちなんだお菓子もあります。
紹介しきれなかった「月」にちなんだ職人の技が光るお菓子もたくさんあります。
デパートやスーパー、コンビニのお菓子売り場では、十五夜にちなんだお菓子がたくさん販売されています。
この時期だけの特別なお菓子を探しに、十五夜のお供を探しにお店に行ってみてはいかがでしょうか?
もちろん、十五夜だけではなく、ほっとしたい時にちょっと贅沢に「月」にちなんだお菓子を食べるのも良しです。

文章中に十五夜と記載しましたが、十五夜は旧暦で毎月十五日の夜、つまり新月から満月になる日にちを指しています。
そのため、旧暦では十五夜は年に12回きます。
お月見する十五夜は、正しくは「中秋の名月」と言う言葉になります。
中秋の名月は、旧暦8月15日の十五夜をさす言葉で十五夜は月に一回きますが、「中秋の名月」は年に1回になります。天文関連記事としては、十五夜ではなく「中秋の名月」と記載した方が正しいかもしれませんが、一般的に十五夜=お月見のため、十五夜と表現しました。
満月じゃない年もある!!
簡単に一言で言うなら「月の満ち欠けは周期そのものが一定ではないため。」です。
新暦旧暦のこともあるのですが、長くなるので止めておきます。