
作:ボンドー=ストーン&C.ホワイト
絵:L.ケンセス
訳:千葉茂樹
出版社:あすなろ書房
ジャンル:児童書
本のサイズ: ハードカバー(h290mm× w230mm)
総ページ数:32ページ
字の大きさ:児童書の中サイズ(ふりがな有り)
科学のチカラで全てを解決できそうな現在、科学者たちは、思いもかけない難問に頭を抱えていました。
それはなんだか分かりますか?
そう、人が生きていくための必要なトイレです。
人が生きていくために必要な事が宇宙にいったらどうしたらいいと思いますか?
野口宇宙飛行士も無重力でのトイレは大変だったと話されておりました。
実際、宇宙飛行士の訓練の1つにトイレ訓練があります。さて一体どんな訓練をするのか?
知りたいと思いませんか?
そんな宇宙飛行士達のトイレ事情と歴史が分かるのが今回ご紹介する絵本になります。
この絵本を読み衝撃を受けました。
それは、1960年代のアポロ計画の宇宙飛行士たちのトイレ事情。
私たちが知っている、アポロ11号の宇宙飛行士達は月面着陸と月周回と言った歴史的快挙を
成し遂げ、輝かしい功績を残しました。
ですが、裏では宇宙船でのトイレ事情が大変だったようです。頭があがりません。
どんなトイレ事情だったかは、読んでみてのお楽しみです。
厚い宇宙服のせいで、宇宙飛行士は排泄を我慢するか(最長12時間になることもある)、
オムツを使うかまたは、絶食する以外に、他の選択肢がなかったそうです。
そこで、2013年に深刻なトイレ事情を打破するために「宇宙ウンチチャレンジ」
と言うコンテストを開催。
テキサス州デルリオに住む49歳のホームドクターで航空医官、
アメリカ空軍大佐のサッチャー・カードン医師の発明が優勝した。
どんな発明かと簡単に言うと、医療技術を使った発明だそうです。
さてさて、そんな宇宙でのトイレですが、科学者や医師などが宇宙でのトイレ事情を
快適にするため、日夜研究をしているそうです。
宇宙飛行士達が快適でストレスなく過ごせるには、どんなトイレがいいかな?
など、考えながら読むとさらに宇宙が面白くなるのではないでしょうか?