こんばんは、次の神奈川近代文学館の企画展の坂口安吾が楽しみすぎる なおです。
2025年9月26日の神奈川県は、先週から昨日まで続いた秋らしい気温が追いやられて、また残暑に覆われています…すっかり安心しきっていたのに…
早く秋らしい気候で、ロマンチックに文学の秋を迎えたいです。

文学、そう今夜は『星の王子さま』について解説していただきました。
星の王子さま、皆さんは読んだことありますか?どんなお話だったか、覚えていますか?
私は大人になってから初めて読んで、それから何度も一人朗読会をしているので、たぶん一般の平均値よりは覚えていると思います。けれど今回解説していただくにあたり、どんな話だったかなと思い、もう一度本棚から引っ張り出して開いてみました。
意外と、忘れているものですね。このシーン好きだな、とか、この言葉響くな、とか、思ったはずなのに。そんなこと忘れて、日々生きているんだな、と思い知りました。「大切なことは目に見えない。」
今回の解説で、そのことを思い出させてもらって感謝です。

解説では、王子さま所縁の土地の星空も見に行きました。
星の王子さまのサハラ砂漠や、サン=テグジュペリの他の著作『夜間飛行』より南米の空もです。
空気の澄んだ高い空です。どちらの物語も星空を見上げる人間は、絶望の真っ只中で、それでもそれはそれは美しい星空が広がっているのを見たのだと思います。
星が光っているのは、自分だけの星を見つけるためだそうです。宇宙のどこかの星にある花を思えば、全ての星が愛しくなるそうです。
読書の秋と言います。ぜひページを開いて、きっといつかの昔にいた心の「王子さま」と再会して、星の鈴の音に耳を澄ませてみましょう。
