【オンプラ★ちょびっと振返りブログ】本棚でキラめく満天の星〜ダイヤ改正前の銀河鉄道の夜

こんばんは、緊張すると噛み倒す なおです。

2023年6月23日の神奈川県の夜空は曇りで、星は見つけられませんでした。でも今週の私はちょっとツイていて、梅雨の中休みの晴れた夜空で火球のような流れ星を見つけました。大きいというより流れる軌跡が長くて、一瞬何を見たのか把握できなかったくらいです。

流れ星が流れていった南の方の夜空。何の星からのチリが流れていったのかな。

今夜のオンラインプラネタリウムでは、なおが初解説させていただきました!

振返りブログを見ていただいている方はご存知かもしれませんが、ガッツリ文系人間が星空について何を語ろうか、と考えました。そして文系なら文学作品に登場する星や宇宙の紹介をできるのではないかと、今回「銀河鉄道の夜」について紹介させていただきました。

ご視聴いただいた方はご存じのとおり噛み倒しです。まだ見てないよ、という方はぜひお覚悟の上見てみてください(恥ずかしながらもご視聴いただけると幸いです)。

ダイヤ改正前と銘打って、実は初期形と最終形で微妙に違う内容のご紹介をさせていただきました。

今夜は特に星空に関係のあるところ、銀河鉄道が経由する場所(天体)の違いから、初期形にのみ登場するあの人の正体とは何か?というお話です。ある本で展開される説を元に、今回はご紹介させていただきました。

賢治が初期形と最終形で変えた本当の理由は、私たちが銀河鉄道に乗車するまで謎ですが、色んな考察ができるのも読書の楽しみですね。

そしてダイヤ改正、ということから言葉のつながりで、ダイヤモンド、そして賢治が好きだった鉱物と銀河鉄道の夜に関するご紹介もさせていただきました。銀河鉄道の夜のみならず、賢治作品にはたくさんの鉱物が登場します。「賢治と鉱物 文系のための鉱物学入門」に「十力の金剛石」をはじめとする作品に登場する鉱物が紹介されています。当ホームページで本の紹介ブログを書いている えつ さんがこの本の感想を書いてくれるかもとのことなので、別途お楽しみください。

配信の終わりにも触れた通り、悩んだり、迷ったり、悲しい気持ちになる時もあります。

そんな時、静かにじーっと星空を眺めていると、優しく諭してくれるように思うことがあります。

銀河鉄道の夜の舞台になる星空はこれからの夏とされているので、ぜひこの夏も星空を見上げて「さいはひ」を探す旅に出ましょう。

銀河鉄道のモデルになったと言われる岩手県を流れる北上川。ここが旅の出発点なのかも。