【宇宙×エンタメ】国旗に宇宙を見つけたら沼にハマった

オンライオン
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 皆さん、「国旗」って最近見たことありますか?今年は「東京オリンピック」がありましたから、開会式などで様々な国の「国旗」を見る機会があったかと思います。

 【SpaceShowroom#17】では、「国旗に宇宙を見つけたら沼にハマった」と題して、国旗に隠れた「宇宙」を紹介して頂きました。

 国旗に取り上げられる「宇宙」のひとつに、「星座」があります。特に「みなみじゅうじ座」はいくつかの「国旗」で使われています。

 そんな「国旗」のなかで、ブラジルの国旗だけは、ちょっと変わった星座の表示をしています。よく見てみると、ブラジルの「国旗」に描かれている「みなみのじゅうじ座」は、星の並びが左右逆になっています。これは、「天球儀」から見た「みなみのじゅうじ座」を表現しているそうです。

 「天球儀」とは、地球から見た星の位置を球面の上に示した模型の事で、「天球儀」の中心に私たちがいる形になるため「天球儀」の表面に示された星の位置は、普段見ている「星空」とは左右が逆に見えます。

 ブラジルの「国旗」に描かれている「みなみじゅうじ座」は、「天球儀」と同じ星の並びをしています。

 ブラジルの「国旗」には、一番右側に「さそり座」が描かれています。ですが、描かれている「さそり座」をよく見てみると、天球儀に描かれている「さそり座」と比べても、なんだか形が違うようにも見えます。

 これは、天球儀に描かれている「さそり座」を元に、ブラジルの各都市の位置も込めて、星を描いているそうです。「国旗」に描かれている星は「さそり座」のどの星にあたるかも、明確に決められています。

 こうやって見てみると、もはや元々の「さそり座」の形とは、だいぶ違うことが分かりますね。

 ブラジルの「国旗」では、下の図のように、それ以外の星たちも、かなり細かく規定されているそうです。さながら「国旗」の設計図のようですね。

 一番右側に描かれているのが「さそり座」中央に「みなみのじゅうじ座」、その上に「うみへび座」一番左の大きな星が「こいぬ座」の「プロキオン」、その下に「おおいぬ座」などが描かれています。

 「うみへび座」は、全88星座の中でも、もっとも領域が大きな星座なのですが、星がたったの2つになってしまっています。この辺りの「取捨選択」の経緯はとても気になりますね。

 番組の中では、それ以外の「国旗」中の宇宙についても解説をしておりますので、「国旗」の中にある「宇宙」に少しでも興味を持って頂けましたら、是非番組をご視聴頂けましたら新しい発見に出会えると思います!