【惑星擬人化シリーズ】土星(Saturn)

惑星を擬人化することで、分かりやすく、馴染みやすくする【惑星擬人化シリーズ】第五回は「土星」の登場です!(キャラクターデザイン:澤田菜奈)

農耕の神でもあり、時を司る神とも言われる「クロノス」

 サターンは、ギリシア神話に登場する神のひとり「クロノス」と同一視される神で、農耕の神と言われています。また、農耕が「時を刈り取る」という意味があるのと、田植えや収穫など、時が極めて重要である点から、時を司る神としても扱われていたとも言われています。

 神々の最初の父と言われていますが、自身の息子「ゼウス」にオリュンポス山を追い出されてしまいます。その後、地上に降りてイタリアの王様になったという話もあります。

 さらにその後、死後の世界でもあり、神々に愛された英雄たちの魂が暮らすといわれている、死後の楽園、理想郷「エリュシオン」の統治者になったとも言われています。

土星はどんな惑星?

 太陽系の惑星のひとつで、木星に次いで2番目に大きな惑星です。木星と同じように、固い地面のない、ガスを主成分としている惑星で、「木星型惑星」に分類される惑星です。
 土星の直径は、約12536㎞と、地球の約9個分の大きです。重さは地球の95倍程度と、大きさに比べてとても軽い惑星です。

 土星最大の特徴は、その環っかの存在です。環の直径は約36万㎞もあり、これは、地球から月までの距離に匹敵する距離です。環っかの幅は、土星の赤道から7,000㎞から8万㎞程度まで広がっていると言われていますが、その厚みは厚い所でも約1㎞、最も薄い所で約10m程度しかないと言われています。

土星のスペック

  • 分類:木星型惑星
  • 公転周期:29.45716
  • 自転周期:+0.4440日(マイナスは地球と逆方向に回転)
  • 衛星の数:83
  • 平均公転半径:142,6725,400km
  • 赤道面での直径:12536
  • 質量:5.688×1026kg
  • 表面重力:8.96m/s2
  • 表面温度:平均-130℃/最高-℃/最低-191
  • 大気圧:140kPs
  • 主な大気成分:水素、ヘリウム、メタン

※記載された数値データは、今後変わる可能性があります。