こんばんは、久しぶりにサングリア(赤)をいただいた なおです。フルーツごろごろで美味しかったです。
2025年は10月6日が中秋の名月でした。本日、と言いたいところですが、うっかり飲み会が4時間(しかも1次会だけ!)盛り上がったので、すっかり午前様です。それでも最寄駅には、6日中、日付が変わる15分前に帰り着けたので、駅舎から出てすぐに南の空を見上げました。
そもそも先週ワクワクして覗いた週間天気予報で、6日は雨らしいということは分かっていました。
最近の南関東はあまり天気が芳しくなく、同じく雨予報だった4日(土)はそれでもそんなに降らなそうな気配だったのに、結構しっかり土砂降りでした。近年言うようなゲリラ豪雨ほどではないですが、少なく見積もっても傘がないと出歩くのは憚れるような雨模様の夕刻でした。夜には上がったのですが、曇り空はそのまま居座っています。
それでも帰り道に何度か見上げてみると、雲の切れ間から十二夜が覗いてくれました。
そこで、思いました。中秋の名月当日が雨予報なら、それまで見られるお月さまは全部堪能してしまえば良いのでは…?そしてトータル的には中秋の名月を堪能したことにできるのでは…?
よく考えなくても何言っているか分からない理論で、日々のお月見を堪能することにしました。


10月5日(日)の日中は、夏が帰ってきたかのように暑かったです。さすがに今夏の酷暑ほどには気温が上がりませんでしたが、10月とは思えない気候で、一昔前なら夏と言っても差し支えない陽気でした。
ただその分(?)夜は比較的晴れて、やっぱり帰宅途中には曇りつつも晴れ間もある夜空には、十三夜が煌々としていました。
そこで、またも思いました。中秋の名月は(よく分からないながらに考えてみると)暦の上で旧暦15日に見る月であれば、5日の夜でも日付を跨いだ午前0時過ぎの月は中秋の名月と呼べるのでは…?
この理論が果たして合っているのかは不明ですが、時計の短針が12を過ぎたころにもう一度見上げてみると、磨り硝子の向こう側に見えるようなお月さま。つまり、曇り空が進行しています。一応それでもそれはそれで神秘的な月を堪能しつつ、先行きは不安なまま眠りに就きました。




さて、6日(月)当日です。朝はそこそこ晴れていて、このままであれば見えるかな、と淡い期待を抱いていました。
そのまま東京の会社に向かうと、昼ごろには結構しっかり目の雲が都心を覆ってきています。「うわあ、予報って当たるんだなあ」としょげている間にも、夕方になり、夜になり、どんどん曇っていきます。
冒頭の通り、この日は会社の飲み会だったのですが、関西から東京に出張に来ていた先輩は「向こうは晴れていたのに」と嘆いていました。ううん、残念。
4時間続いた飲み会がお開きになり、東京から帰ってきて最寄駅を出てすぐ、一縷の期待を込めて見上げた夜空には。
曇天の中、数秒間だけ雲の向こうにお月さまが見えました。
すぐにまた隠れてしまったのですが、その後また現れて、またすぐ隠れてを数回繰り返し。まるでかくれんぼをしているかのようです。結局日付が7日になるころにはもう見つけられなかったし、見えたのは合計でも10秒に満たないと思いますが、少しだけ、名月を愛でることができました。それだけでも、満足です。
今年の名月は少しいたずらっ子のようでした。来年の名月は、それでもやっぱりもうちょっとゆっくり堪能させてほしいですね。
それでは今夜は、おやすみなさい。

