【書籍紹介】冬の宇宙への旅

  • 文:あらい しのぶ
  • 絵:しらいし えり
  • 監修:ほっしーえいじ
      (まつもと えいじ)
  • 出版社:三恵社
  • ジャンル:絵本
  • レベル:初心者~
  • 本のサイズ:ハードカバー
    (W210mmxH210mm)
  • 総ページ数:28ページ
  • 字の大きさ:大サイズ
    (漢字にふりがな有)

    カタカナにふりがな有)
冬の宇宙(そら)への旅

あらすじ

 くまの「てつお」さんが、流れ星に「宇宙をたびしたい!」とお願い事をすると、流星の舟に乗ったきつねの兄弟が現れました。

 「てつお」さんは、きつねの兄弟の舟で、オリオン座の「オリオンの森」へと出かけます。
 そして、M42オリオン大星雲・馬頭星雲などオリオン座の雲星などを、きつねの兄弟の舟で駆け巡ります。そこで「てつお」さんが見たものは・・・。

 さあ、「てつお」さんと一緒にオリオン座の「オリオンの森」に出かけましょう。

宇宙を知りながら癒される本

 この絵本は、かわいいイラストと優しい色使いで、とても癒される本です。

 そして、星にも私たちと同じ生死があるという事も、この絵本を通して学べます。

 また、この絵本には、「M42はオリオン座のどこにあるのか」など、本文中に出てきた星雲などを、星図で解説されているため、実際の夜空を見上げた時に「てつお」さんが旅した場所の位置が分かります。

 最後のページには、オリオン座の星々がどの位離れているのかが分かる、「立体オリオン座クラフト」があります。

 地球から見ると同じ位置の星々が、実は離れている事も分かる様になっております。

 この一冊で、オリオン座がしっかり分かります。

 また、本文初めに、なぜ「空」ではなく「宇宙(そら)」と書いているのかという理由も書かれているため、子供からの質問に困らないような工夫もされています。

春を迎える前に読んで欲しい1冊

 もうすぐ、夜空は春の星座に代ってきます。

その前にもう一度、冬の星座代表であるオリオン座を、見上げて見てはいかがでしょうか?
また、お休み前の読み聞かせ絵本としてもおすすめです。

他にも「お月みまでの7にちかん」「夏の大三角形のひみつ」が刊行されております。