【オンプラ★ちょびっと振返りブログ】紫金山・アトラス彗星 ~何がそんなにすごいのか?

こんばんは、ルーブル美術館でサモトラケのニケに感動して一目惚れした なお です.

2024年10月11日の神奈川県の夜空は概ね晴れて、西の空に夏の大三角と上弦の月がコラボしていました。りゅう座流星群の極大日に降った大雨が連れてきた秋が肌寒さを思い出させてくれましたが、皆さま風邪など引きませんようご自愛ください。

大雨前日の2024年10月7日の夜空には、流星群を見つけられませんでしたが、ハロウィンの予行練習のような五日月が雲間に潜んでいました。

今夜は今まさに地球接近中の彗星をご紹介いただきました。

紫金山・アトラス彗星は明日10月12日に地球再接近となるそうです。つまり、地球から見て一番明るく見えるのはズバリ明日!ただし太陽風の力を借りて輝くので、太陽の方向に見えるのです。夕方の日暮ごろに見える…らしいのですが、実際のところどうなんでしょう?

実は今は低緯度オーロラが観察されるほど太陽が超元気だそうです。つまり、太陽風が吹きまくりです。彗星が明るく見える条件自体は良いらしいのですが…明日どんなふうに見えるかは、今日時点では神のみぞ知る、そうです。

更に今月下旬には、更にもう一つ彗星がやってくるそうです。その名もアトラス彗星(C/2024 S1)!ま、紛らわしいですね。

この彗星さんも条件は良いらしくて、ともすれば紫金山・アトラス彗星より明るくなるのでは?と噂されています。太陽スレスレを通る軌道でクロイツ群に分類されるそうですが、そうするとやっぱり明るさに期待大となるとのこと。どれくらいスレスレかは配信をご覧いただくとして、1965年にやってきた池谷・関彗星(なんと満月より明るくなったとか!)レベルとは言わないまでも、せっかく良いタイミングでやってきてくれたのですから「箒星」を見てみたいですよね。

とはいえ、見えた時はもちろん見えなかったとしても、それはそれで観測結果の一つになるそうです。天気予報の基となるデータ蓄積をするように、100年後の彗星予報の精度が高くなるように、今月の彗星情報をチェックしてみてください。