こんばんは、なおです。
人生で初めて、彗星をこの目で見ちゃいました。
オンラインプラネタリウムでも何度かご紹介している紫金山・アトラス彗星は、昨日(2024年10月12日)に地球に最接近しました。更に現在、低緯度オーロラが観測されるほど太陽が活発で、彗星の尾の基である太陽風も潤沢とのこと。
これは、彗星を肉眼で捉えるチャンス!?
とのことで、本当に見えるのか、神奈川県川崎市から観察チャレンジです。
私が観察に合流したのは、10月13日の17時40分ごろから。雲は西方向には全くなく晴れて、観察するには言うことなしの好条件です。この日の日の入りは17時8分ごろだったので、西の空はまだオレンジ色が残っていました。
金星とほぼ同じ高度の彗星は、この時点では肉眼では全く見えません…双眼鏡や望遠レンズ付きのカメラには映っているので、確かにそこに存在しているようです。しばらく画面越しの彗星が尾をたなびかせて流れる様を見守ります。
観察を続けること十数分、カメラで捉える彗星の尾が長く伸びている様子を捉えることができるようになってきました。この頃、肉眼でも目を凝らすと、ぼや〜っと白い影が見えるようです。見たい気持ちが強すぎる幻覚かもと思ったのですが、白い影が見える位置は実際に彗星がある位置と一致します!
私の目には、核が尾を引いて流れるというよりは、本当に白い縦長の靄のような影としか映りませんでしたが、それでも肉眼で見えたことには変わりません!人生で初めてこの目で彗星を見ることができて、感無量です…
ちなみに私はコンタクトで視力矯正をしていて、両目で見て大体0.8〜1.0くらいの視力です。乱視も入っていますがこれは矯正していません。なので、目が良くて乱視ではない人が見たら、もっとちゃんと彗星っぽく見えたかもしれませんね。ちなみに一緒に見た方は私より視力が悪いので、白い影も見えなかったそうです。
日没後の暗さが深まるにつれて次第に見やすくなった彗星も、その後街明かりに近づきすぎて、霞んで見えなくなってしまいました。18時20分ごろ、彗星の観察チャレンジ終了です。
明日は太陽との距離がもっと離れるので、日没後の高い位置に彗星は見えるそうです。ただし太陽との距離が離れるので、今日よりもっと暗くなってしまうとか。
どんなふうに見えるのか、明日14日にはライブ配信とその後のSpaceShowroomでは結果報告も配信予定なので、ぜひチェックしてみてください!