惑星を擬人化することで、分かりやすく、馴染みやすくする【惑星擬人化シリーズ】第六回は「天王星」の登場です!(キャラクターデザイン:澤田菜奈)
ウラノスは、ギリシア神話に登場する神のひとりで、全宇宙を最初に統一した原初の神々の王と言われています。「ウラーノス」とも言い、ギリシア語で「天」という意味を持ち、その名の通り、天そのものが神となったのが「ウラノス」です。
「ウラノス」はその名の通り、「天」そのものを指し示しているため、ギリシア時代には人々から「神」としてあまり崇拝されてはいなかったそうです。
「ウラノス」は、自分の子どもである「キュクロプス」「ヘカトンケイル」たちを冥界の奥底に閉じ込めてしまいます。これに怒った彼らの母「ガイア」と血みどろのケンカとなります。
神様たち、いつの世代も、血みどろの「ケンカ」やっています。
太陽系の惑星のひとつで、土星に次いで3番目に大きな惑星です。以前は、木星と同じように「木星型惑星」と分類されていましたが、近年の観測で木星や土星のように、水素やヘリウムなどガスの成分が多い惑星ではなく、水やメタンが多くガスの成分が少ないことが分かってきた為、「天王星型惑星」と分類されるようになりました。
天王星は、地球から見ると最大で5.6等級と何とか肉眼で見ることが出来る明るさになります。
天王星最大の特徴は、自転軸が太陽を周る公転面に対して約98度、ほぼ横倒しになっている点です。さらに太陽の周りを1周するのに約84年かかるため、天王星の極付近では、約42年間も夜が続くことになります。
なぜ天王星の自転軸が、これほどまでに「傾いて」しまったのかは、よく分かっていません。
- 分類:天王星型惑星
- 公転周期:84.020473年
- 自転周期:-0.7183日(マイナスは地球と逆方向に回転)
- 衛星の数:27
- 平均公転半径:28億7,099万km
- 赤道面での直径:5万7,099㎞
- 質量:8.686×1025kg
- 表面重力:7.77m/s2
- 表面温度:平均-205℃/最高-℃/最低-214℃
- 大気圧:?
- 主な大気成分:水素、ヘリウム、メタン
※記載された数値データは、今後変わる可能性があります。