【星空観察ログ】夏の終わりと秋の深まり

こんばんは、クリーニング屋さんに行きそびれている なおです。

2025年11月3日の神奈川県は、晴れのち雨のち晴れでした。ブログに書くほどのことかな、と思ったのですが、印象深かったので、今日はそんな天気の話です。

今年は10月に入ってから冷え込む日や、雨が降り続く日々も多かったように思います。でもやっぱり気温が(猛暑ではないにせよ)戻ったり、なんだか夏と秋を行きつ戻りつ。寒いは寒いけど、なんだか曖昧な気候でした。季節の狭間ですね。

今朝のラジオではDJさんが「今日は行楽日和」と言っていました。3連休の最終日、3日間天気に恵まれて、旅行に出ていた人たちは楽しめたでしょうか。私は午前中ゆっくりなぐらいのペースで過ごしていて、午後過ぎから出かけようと玄関の扉を開けました。

すると、ちょっと目を見はるような雨降りです。

でも空は明るくて、それは天気雨でした。どこかの狐さんが嫁入りしたようです。

慌てて雨靴に履き替えて、意を決して外に出て傘を差して、でも空の様子が面白くて眺めていると、雲が立体的に様々に陽光を反射していて、夏の名残でした。

日差しも刺すように眩くて、でも猛暑のような熱気ではなくて、目が眩むような。

久しぶりに遭遇した天気雨。探してみましたが、虹は見当たりませんでした。
雨と晴れの間を飛んでいった飛行機。右手の東の空はたぶんまだ雨降りのようでした。

遅めの昼ごはんにラーメンを食べてお店を出ると、あんなにずっしりと厚く広がっていた雨雲は殆ど跡形もなく消え去っていました。まるで、夏に連れ去られたみたいに。

からりと晴れ上がっていました。

15時になると、広がった青空が青くて、逆にその青が西日を引き立てていました。見えなくても、夕陽を予感させます。

16時になると、東の空に月が昇ってきていました。まだ青さが勝つ空に漂う月は、幽霊みたいに白かったです。

蒼穹の中に夕焼けの気配。15時の空。
ぼんやりしている十四夜の16時。
日没直後くらいの16時45分ごろになると、さすがにお月様として煌々とし始めました。

日没後にトライした並びの火星と水星チャレンジは、結局見えず仕舞いでした。それでも西の山々に沈んだ後の太陽のエネルギーが神々しくて、夕陽を見送る時間も良いなと改めて思いました。

そのまま夜の帳が降りてきて、一番星を待っていると、やっぱりまだベガが一番乗り。

帰宅後のラジオの天気予報では、明日の神奈川県は終日快晴で、最高気温は11月下旬くらいだそう。夏は最後にひとしお降って、また来年かな。

秋が深まります。

そんな、ある日の天気の話でした。

沈んでもエネルギーを感じる太陽。全く見えませんでしたが、この中にまだ沈まない火星と水星とアンタレスが並んでいたようです。
17時06分ごろ、ベガが一番星として現れました。最初、なんとなくデネブかと思いましたが、私が気がついた時には次にアルタイルで、デネブは3番手でした。スマホに映る程度になったのは、17時半ごろ。やっぱり人の目が最初に見つけるんですね。