【オンプラ★ちょびっと振返りブログ】いざ西方へ!星よ導け『大唐西域記 』あるいは『西遊記 』

こんばんは、どんな場所でも迷子になれる なおです。

2025年8月8日の神奈川県の夜空は、夕方西の日差しに焼かれながら帰宅してしまったので分からないのですが、今夜はまん月、だったんですね。そんなことも忘れながらバタバタ過ごしてしまいました。夜空をゆっくり眺める時間、やっぱり大切ですね。

2025年8月4日のふっくら膨らんできたお月様。品川図書館へ行く道中の踏切で、京急線通過待ち中に相手してもらっていました。

今回はガッツリ文系の星空案内でした。

ここで緊急事態です。文系のクセについに本も読めなくなってしまいました…!

いや文字は読めるのですが、書いてあることを理解するのに難儀しまして…仏教って、奥が深すぎません?ただでさえ物理学は苦手なのに、さらに仏教の中の宇宙観となると、概念が本当に本当に難しくって…西遊記の一行の珍道中くらいひっちゃかめっちゃかな案内になってしまい、全方位に謝りたい気持ちです。

(配信中にもお伝えした通り仏教には諸説がたくさんありますし、それを素人が考察しているので、真っ向から今回の配信を鵜呑みにしないでくださいね。詳しくはお近くのお坊さんにちゃんと解説してもらってください!)

『西遊記』も、その元となった『大唐西域記』も、とても壮大なストーリーです。玄奘さんは、原典にあたってもっと仏教の理解を深めて、戦争で疲弊した自国の人たちを救いたいという気持ちが強かったそうです。国が止めても出国してどんな困難も乗り越えて、インドに辿り着くまでは中国を振り向かない「不東」という強い気持ちで求法の旅を、成し遂げました。皆んなを、救いたかったから。

配信の終わりに紹介させていただいた日本画家の平山郁夫さんは、広島で被曝して、その時は生きながらえたけれど、放射能を浴びすぎた影響が残り一時は命が危なかったこともあるそうです。そんな中、たまたま耳にしたシルクロードをきっかけとして玄奘三蔵法師を描く構想が生まれ、描き上げたのが「仏教伝来」という絵画だそうです。

今回、8月に解説が私に回ってきたのは偶々ですし、この2つのお話をこの回で取り上げようと思ったのも何の気なしでした。でも調べていくと玄奘さんが国を出たのは8月(という説)ですし、調べた中で平山さんとその作品に出会えたのは、私にとってはまた平和について考えるきっかけになりました。何だか、導かれているようです。アルクトゥルスの仕業かな。

日本はあれから80年経ちました。世界はまだまだこんな情勢です。玄奘さんがあんなに求めた救いとは、どんなものだったのでしょうか。

考えると心臓が痛むことですが、せめてこの夏も平和を祈ることを忘れないでいたいと思います。

少ししんみりしてしまいましたね。

平和祈念もとっても大切なことですが、せっかくの夏休みです。学生さんもそうですが、明日から3連休の社会人の方もいらっしゃるでしょうし、もしかしたらお盆休暇と合体させて長めのお休みの人もいるかもしれません。

今年の夏も暑いですが、暑いからといって外を忌避しないで、玄奘さんのように旅に出るのはいかがでしょうか。もちろん密出国はダメですが、もしかしたら、旅の果てにずっと探していたものが見つかるかもしれませんよ。

西遊記の冒頭詩の通り、その旅が善に成りますように。