【書籍紹介】夏の大三角形のひみつ

あらすじ

　7月7日の七夕の夜、子ウサギと星博士のパパウサギが天の川の星空を見に来ました。パパウサギから夏の大三角形のひみつを教わります。
　どんなひみつがあるのでしょうか？さあ、子うさぎと一緒に、パパうさぎのお話を聞いてみましょう！

癒しの絵本

　この絵本は前回ご紹介した、「冬の宇宙への旅」と同じ科学絵本シリーズの絵本です。
　色使いが本当に優しい綺麗な絵本ですので、読み聞かせにもぴったりです。

夏の大三形のロマン

　夏の夜空の代表、夏の大三角形と織姫•彦星の七夕伝説。広い夜空のほんの一角に、こんなにも素敵なお話しがあったなんて、想像も付きませんでした。

　子うさぎとうさぎパパの会話形式でお話が進むのですが、うさぎパパのお話に夢中になってしまう絵本となっております。そして、読み終わる頃、夜空を見上げたくもなります。

きちんとした解説付き

　この絵本には途中、星雲の説明もあるのですが、「望遠鏡で観察してもこのように大きくは見えません」と、きちんと注意書が書かれています。

　そして、巻末には、観察の際の注意事項や双眼鏡や天体望遠鏡のおすすめ機器•解説や絵本に登場する天体も解説されています。

　この絵本1冊で夏の大三角形について詳しくなれてしまいます。

夏休みにおススメの絵本

　東京の住宅街でも、空を見上げると1等星が3つ見えるはずです。それを線を結ぶと三角形が出来ます。それを夏の大三角形と呼んでおります。

　もうすぐ夏休み。この絵本片手に、夏の大三角形見つけてみませんか？

　小学生低学年の夏休み用読書の記録や読書感想文にもピッタリです。7月15日のオンラインプラネタリウム「七夕伝説のひみつ」も合わせてご視聴いただけると、夏の夜空が楽しくなるはずです。