【書籍紹介】12星座とギリシャ神話の絵本

  • 作:沼澤 茂美 脇屋 奈々代
  • 絵:中島 梨絵
  • 出版社:あすなろ書房
  • ジャンル:児童書
  • レベル:小学生~
  • 本のサイズ:ハードカバー
    (W185mmxH250mm)
  • 総ページ数:55ページ
  • 字の大きさ:中サイズ(1~3年生で習う漢字にはふりがななし)
12星座とギリシャ神話の絵本

始めに

 星座は、約5000年前のメソポタミア地方の羊飼い達が、夜空の星の並びを人や動物の姿に見立てたのが始まりです。
 そして、88星座の内48星座の星図(絵)は、古代ローマの天文学者プトレマイオスよって描かれました。

自分の星座の神話を知ろう!

 ギリシャ神話と言ったら、どの物語を思い出しますか?
 自分の誕生日星座?それとも好きな星座?星座のお話は、たくさんあります。

 そんな、たくさんある星座の中でこの絵本は、誰もが知っている12星座のお話が書かれております。

綺麗な挿絵を堪能

 この絵本は、見開きでその星座の特徴や歴史や由来、夜空での見え方、写真を使わずに、全て絵で表現されております。
 星座解説の後、ページをめくるとギリシャ神話が書かれております。また、すぐにお話が始まるのではなく、神話に登場する登場人物が描かれております。そのため、この人はだれ?となっても絵を見る分かります!
迷子になりません。

 この絵本は、全てのページがフルカラー。
 物語をじっくり読むのもよし。挿絵を眺めるだけでもよし。この本は、挿絵が本当に綺麗です。

びっくりする様な話も

 私が、驚いたのが「おとめ座の歴史と由来」です。おとめ座と言ったら、翼を持った女神ですが元は、2人の女神が書かれていたそうです。
 どうして、今のおとめ座になったかは、本書をお読み下さい。歴史や由来は、なかなか知る事がないので、それだけ読んでも面白いかもしれません。

梅雨時期のオススメの本

 今年の梅雨は長くなりそうです。夜の星空もしばらく見れないかもしれません。
 そんな、ジメジメして気分が良くない日や星空が恋しくなった時に、オススメの一冊です。
 梅雨が明けたら、夜空は夏の星座達が待ってます。