つる座は、秋の夜空、南の地平線近くに見える星座です。2等星がふたつ、3等星がひとつとそこそこ明るい星座ですが、残念ながら、日本の多くの地域では地平線に隠れてしまい、その半分ほどしか見えません。 つる座全体の姿をよく見るには、沖縄などの南の地域の方がよさそうですね。観光業を再開し始めている地域もあるので天体観測に沖縄へ…というのもまた楽しいと思います。 このつる座、新しい星座なので神話がありません。神話はないものの大航海時代、船に乗り旅をする人たちに、このつる座「フラミンゴ座」と呼ばれていたそうです。元々つる座の一部(アルダナブという星)はみなみのうお座の尻尾だった〜という話もあるのでいろんな姿になった星座なんだなあと思いました。 暖かい飲み物を飲みながら空を見て、このお話を思い出してクスッとしていただけたら幸いです。