著者:まつむら まいこ
出版社:小学館
ジャンル:児童書(絵本)
レベル:幼児~大人
本のサイズ:ハードカバー
(W210mmxH290mm)
総ページ数:32ページ
字の大きさ:児童書の中サイズ
(全文ひらがな)
あらすじ
自由気ままないっぴきのおおかみが、ある晴れた日に森や草原をかけまわっていると、何処からかおおかみを呼ぶ声が。声がする方を向くと、そこには光り輝くお星さまがいました。
おおかみは、初めて声をかけられたうれしさで一緒に遊ぼうとしますが、星座の一部のお星さま。一緒に遊ぶことはできません。おおかみは、お星さまに寂しい気持ちを打ち明けます。そこで、お星さまから提案が。
さてさて、お星さまはおおかみさんと一緒にいるために、どんな提案をしたのでしょうか?また、お星さまの星座とはなんの星座でしょうか?
続きは、絵本でお楽しみください。
絵本について
この絵本は、色使いが優しい綺麗な絵本です。夜の闇とその中で輝く星の光を繊細に描かれております。
また、表紙は夜空に輝く小さな星のようなキラキラした加工がされているため、表紙から目の前に夜空が広がります。さらに、表紙裏や裏表紙には冬の星座の星座線が描かれています。読み終わった後は物語のお星さまがどの星座のどの星だったかをお子様と一緒に探す楽しみもある絵本です。
文章は、優しい言葉で書かれているため夜寝る前の読み聞かせにもぴったりです。
大人の癒し絵本
この絵本を読んで、辛い時や寂しい時は宙(そら)を見上げたいと思いました。だって、見上げた先には何千年何年と変わらず輝き続ける星が見ていてくれるから。
そして、楽しかった気持ちは心にずっと残る事にも気づかされ、「一人じゃない。」と思わされる絵本です。
心にぽっかり穴が空いてしまったり、ちょっと心が寂しくなってしまった大人の方ににもおススメしたい絵本です。
きっと、心がほんのり暖かく前向きになれるはずです。