著者:木下ほのか
出版社:集英社
ジャンル:コミック (りぼんマスコットコミックス)
レベル:小学生低学年〜
本の:ソフトカバー (w約112mm×h約176mm)
総ページ数:192ページ
字の大きさ:児童書の中サイズ (ふりがなあり)
「レオと三日月」
あらすじ
中学1年生の主人公、星好きの天野 月(あまの あかり)が、憧れの天文部がある学校に入学した。
けれど、天文部で青春をする事を夢見ていたが、天文部は廃部寸前。地味で暗いイメージを変えるため、天文部を復活させるためあれやこれや奮闘する毎日。天文部は復活できるのか?
学年の秀才男子も巻き込んでの、月(あかり)の天文部活動と恋の物語。
ときめきが止まらない物語のスタートです。
星について学べるコミック
このコミックスは、ただの少女漫画ではありません。
星好きの主人公だけあって、所々に星についての解説があります。そのため、星について全く分からなくても読みながら、星について簡単に学ぶ事ができます。
そして、なんとと言っても「あかりちゃん」のコロコロ変わる表情がかわいいです。
あかりちゃんが星について熱く語るシーンはアマチュア天文家が共感できるのではないでしょうか?(私は共感しまくりでした。勧誘活動の苦労もわかります。)
特にこの巻で私が共感した所は、プラネタリウムに行った先の投影機がメガスターだったくだりです。「メガスターと聞くとそういうポーズ出ちゃうよね。わかるわかる」と思いました。(私だけかな?)
また、娘曰く、この漫画で出てきた天文用語と現象が授業に出てたため、「漫画で読んだところだ!」と授業を聞きながら絵が頭に浮かんだそうです。そのため、絵として脳に残るため天文が初めての方にはピッタリなコミックです。
星好きにおススメするコミック
星に関する漫画はいくつかあるかと思います。ですが、このコミックはりぼんで連載の少女コミックなんです!!(私がリボンっこの時に出会いたかった。)
何十年も少女コミックは読んできましたが、やっと出てくれたコミックだと感じました。
ただの天文部恋愛漫画ではない天文要素がたっぷり詰まったコミックです。
宇宙・星に興味はあるけど、手が出しにくかったり活字が苦手な子のスタート本としていかがでしょうか?
また、宇宙・星好きな大人にもお勧めです。
そんな「レオと三日月」は雑誌「りぼん」で好評連載中。
コミックスも4巻まで発刊中。