【星空観察ログ】春霞にかすむ水星を探す

こんばんは、本日2月19日はコペルニクスの誕生日と知って今まさに驚きながらこれを書いている なおです。おめでとうございます。まだ『チ。』は読んでいません。

日付を越してまだ少ししか経っていないので今夜の星空は分かりませんが、昨晩18日は晴れていて、冬のダイヤモンドがもう西に傾きつつあるのを感じました。東にはしし座が昇ってきて、もう春が来ることを知らせています。

少し前までは昼の青空も夜の星空も、くっきり晴れて濃い色でしたが、ちょっとずつ霞がかるようになってきました。今日のお昼も、白と空色の境界が曖昧で、それはそれで白昼夢のようで幻想的ではあるのですが、やっぱり星を見るにはすっきりとしてほしいと思ってしまいます。

2月19日は水星の東方最大離角。夕暮れの西の空で水星が見頃を迎えます。19日は生憎終日コンクリートジャングルに囲まれているので、少し早いのですが15日に水星チャレンジです。太陽に近すぎて夜空を見上げる頃にはとっくに沈んでしまっているこの惑星を探しに行ってきました。

前回私が水星チャレンジをしたのは2024年1月(写真フォルダとこのブログをめちゃくちゃ遡りましたが、もう2年も経っているんですね…!)だったのですが、まだ年明けごろで、しかもこの頃は西方最大離角を迎えていて明け方の東の空に昇ってきていたので、空が澄んで晴れ渡り、とても見やすかったです。他にもっと明るい星が輝いていたので確かに紛らわしいといえばそうなのですが、賑やかな空で、見ていて楽しかったように記憶しています。

今回は、夕方で、春も近く少しけぶっています。星を見るには、不向きな時分。ちょうど開けた西へ向かう道をゆく道を辿っていましたが、日没を越して西の空を彷徨うも、霞んでしまっているのか行けども行けども見当たりません。行手に全く何もない訳ではないので、気づかないうちに見過ごしてしまったのでしょうか。

富士山ビューな18時のサンセット。水星の気配はかけらもありません。

気付くとこの日の1番星である木星や、全天の1等星シリウスが、東の空で輝いています。いつの間にかこんなに暮れていたようです。何度か西方に光るものを見つけましたが、すぐに掻き消えてしまったので、飛行機だったのでしょう。

そうやって何度か落胆をやり過ごし、今夜はこのまま冬の星たちを堪能して帰ろうかと思い始めたころ。唐突に光る星が前方の地平近くに現れました。

霞んではいましたが、割と大きめに見えるそれに、最初は土星かと思いました。でも今は秋の星と一緒にいる土星で、カシオペアを筆頭とした秋の星たちは、傾き始めたとはいえまだ西側の高い空に座しています。探してみると、やっぱり土星もまだ高くかかっていました。

では、あの前方の星は。

18時20分ごろの西の空。すごく分かりにくいですが、下側の真ん中より少し左にある点が水星。上の左側にあるのが土星でした。

見えないながら確かにそこにあるなら、それはそれで良いかなと思っていたころでした。

それでも急に、さも最初からそこにいたよと言わんばかりに輝く星に、なんだやっぱりいるんじゃん、と笑ってしまいました。それでも本当に水星?と疑ってはアプリの星図と見比べて、やっぱりそうだよなを繰り返して、ようやく納得して水星チャレンジ終了です。

見えない見えないと暗中模索していても、パッと不意に現れる。もう、良いかなと思い始めたころに。なんだかニクイやつですね。

この日の日没は17時半前で、見つけたのは18時過ぎごろ。この時間差もあって諦めがあったのですが、国立天文台のほしぞら情報によると日の入りから30分後に見やすくなるそうです。最初から調べていけば、もうちょっと気楽に待てたのでしょうが、まあこの経験はこれで悪くなかったかな。

明け方の溶けそうな水星とは随分印象が違う、宵の朧げな水星。生憎19日の神奈川県は、夕方ごろ曇り予報ですが、雲の間にその姿を探してみてはいかがでしょうか。