作:琴織ゆき
絵:そと
出版社:集英社
ジャンル:児童書(集英社みらい文庫)
レベル:小学生低学年〜
本のサイズ:ソフトカバー(w115mm×h175mm)
総ページ数:208ページ
字の大きさ:児童書の中サイズ (ふりがなあり)
あらすじ
中学1年生の主人公、星好きの天方七星(あまがた ななせ)が、ある日突然現れたふしぎな生き物「コスモ」から「星使い」の中でも優秀な「スターマスター」に選ばれてしまう。
七星は、とまどいながらも「スターマスター」になり星座を召喚し、人のココロを喰う「ホシグイ」と呼ばれる闇と戦うことに!!
「星使い」仲間のイケメン男子と個性豊かな擬人化星座達のキュンキュンドキドキの学園ファンタジーです。
星座がでてくる読み物
この本は、ただの学園ファンタジーではありません。
なぜかと言うと、星好きな女の子が主人のため、黄道12星座の説明や主人公が自分の名前の由来の星についての解説していたりと、星の事が全く分からなくても読みながら、星について簡単に学ぶ事ができます。
また、中学生女子のちょっとしたドロドロなど女子あるあるの書かれているので、ちょっと大きい学年の子は読みながら「あるある。」と共感しながら読めるのではないでしょうか?(中3の娘に読ませたところ、「あるよねー。主人公ちゃんの気持ちわかる。」とつぶやいておりました。)
そして、擬人化した星座達の登場は一部の星座にはなりますが、可愛かったり、かっこよかったり。「私は、この星座がこんな姿だったいいなあ。」など想像しながら読むのも楽しいです。
夏休み読書感想文にぴったり
宇宙・星についての児童書は図鑑的な本が多い中、物語として星座が出てくるのはこの本ぐらいではないでしょうか?
しかも、この本を手にする年齢の女の子にはファンタジー要素もあるため読みやすと思います。
そこから、星について知りたい!と星に興味が出そうな本です。
長い夏休みが始まります。夜空には、夏の星座が輝いています。
昼間はこの本を読んで星座達とのファンタジーの世界を楽しみ、夜は主人公達のように夜空を見上げてみてはいかがでしょうか?
また、星をからめての読書感想文用にもピッタリです。